今年で公認会計士試験(当時は「2次試験」)に合格してから20年目となります。これまでに、大手監査法人の国際部金融部門、国内監査部において事業会社の監査業務・IPO監査・公会計に携わり、結婚と同時に大手監査法人を退職し、一般事業のCFOとしてIPO準備を経験。その後、独立し財務DDや内部統制コンサルティングも行いとともに、非常勤会計士として中堅監査法人に登録し監査に従事してきました。
そして10年前にアヴァンティアの設立メンバーとして新監査法人の立上げに中心的な役割を果たし、以後、パートナーとして重責を担ってきております。様々な仕事を経験してきましたが、これまでの会計士キャリアの中で女性としてのハンディキャップを感じることは全くなく、むしろ男性と差別されないといったメリットすら感じてキャリアを積むことができています。
現在4歳男児と2歳女児の2人の子供がいます。長男出産の1年前までは、クライアントの海外子会社往査や国際会議に出席する等、海外出張を毎月のようにこなしていましたが、出産後はもともと担当していた人事労務に加え、品質管理業務強化のため、品質管理部専任パートナーとして事務所勤務で業務を行い、17時過ぎには退勤し18時までに子供を保育園に迎えに行っています。
子供がお腹をすかしてママの迎えを待っているので、日中は様々な業務を猛烈に集中して行い、残業はしません。今は、経営者とのコミュニケーションなどで刺激を受けられる監査現場から離れ、少し寂しい部分もありますが、品質管理の仕事も多様なミッションがあり、やりがいを感じて日々の業務にあたっています。
現在、アヴァンティアには女性会計士が在籍していますが、業界全体の女性比率より低い水準にあります。これは、当法人のようなミドルサイズの事務所では育児介護等の支援制度が整っていないのではという心配があるからかもしれません。しかし、アヴァンティアには法定の制度と比較して、優遇した次のような制度があります。
しかし、これは規程上の話で、個別の事情に応じて勤務形態のカスタマイズも臨機応変に対応しています。お互いの顔が見える適正規模ならではの柔軟性・機動性といった特性を最大限に活かし、皆さんにはワーク・ライフ・バランスを保ち、楽しくやりがいをもって仕事ができるような環境を提供しますので、是非、安心してお越しいただければと思います。
アヴァンティアに決めた理由 大手監査法人にこだわるより、1年目からやりたいことを徹底してやりたいと思ったら、答えは“アヴァンティア”でした。 私は学生時代に学生 […]